1週間前、長崎地区のPTNAが終わりました。

教室からは2名の生徒さんが出場し、1名、奨励賞をいただくことができました。

今年のPTNAは、お手伝いをしたこともありたくさんの方の演奏を聴くことができたのですが、大変勉強になりました。

皆さんとても上手で、A2級の子たちから既に、脱力、重心を乗せて支える力、ホールに響く自分のピアノの音を聴く確かな耳を持った演奏をされていました。
また、D級、E、F級と進んでいくにつれて、楽器としてのピアノをどう鳴らしていくのかという問題が立ち顕れ、ピアノという楽器の表現の可能性を追求できる、しっかりとしたテクニックを身につけることの大切さを感じさせられました。

1名は奨励賞をいただけましたが、もう一人の生徒さんは残念な結果となってしまったので、教室としての総括は厳しいものになりました。

課題曲が発表されてからの数か月間、指導の流れは適切だったのか、毎回のレッスンで、私の発言、演奏、指導がどうだったのか。

結果から導き出される答えは、私の指導は適切ではなかったということになります。

ここからまた一つ、私は学びを得、これからのレッスンでは違うことをやっていかなけばなりません。

私自身のことに関しては、私は自分に向き合うことが苦手です。
正面から少し斜めを向いて、見えているような、見えていないような、あいまいな気持ちのまま、いつも次に進んでしまいます。

けれど、お預かりしている生徒さんのことに関しては、逃げているわけにはいきません。

まっすぐに過去を振り返って、それから、まっすぐに前を見て一歩ずつ進んでいくしかありません。

このように、ピアノ教室に注力できることがまず幸せなのだということも、身に染みて感じています。
指導できる生徒さんに出会えているというのも幸運なことです。

環境に感謝しつつ、常に少し離れたところから自分とそれを取り巻く事象を見つめること。
一緒に頑張れる生徒さんたちがいてくれるので、私もがんばることができます。

反省と挑戦の繰り返しこそが、階段を登る唯一の方法と信じて、またがんばっていきたいと思います。